「奄美十五夜唄あしび」は、1993(平成5)年、奄美群島日本復帰40周年記念事業の一環として、児玉永伯さん(故人)が昔の唄あしびを再現する趣旨で企画、名瀬市の自主文化事業として開始されたものです。
舞台芸能化が進むシマウタの流れの中で、各シマジマ(集落、地域)に伝わるシマグチの会話、さらにはウタのかけあいをして遊ぶような昔ながらの唄あしびの様子を再現していこうとするものです。シマウタは、もともとそうした唄あしびの場で育まれてきたものでした。過去のものになろうとしている唄あしびを再現、継承につながるイベントとして開催してきました。またシマジマに伝わる伝統的芸能等も加えることにより、シマを表現できる場になればとも考えて取り組んできました。
「奄美十五夜唄あしび」は、今回で通算20回目の開催となりました。その過去の事業内容をまとめておくことにします。
第1回 平成5年9月4日(土)「築地俊造 古老とあそぶ」
主催:名瀬市
後援:南海日日新聞、大島新聞社、奄美大島酒造組合、奄美大島紬協同組合
出演:築地俊造、押川博道、山田武和、碇山タズ子、盛 トキ、塩崎サス
司会:児玉永伯
第2回 平成6年9月3日(土)「坪山豊 みちびき三線風と唄う」
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:南海日日新聞、大島新聞社、奄美大島酒造組合
出演:坪山 豊、中里照明、稲田栄利、昇喜代子、木村ウユリ
司会:児玉永伯
第3回 平成7年9月9日(土)「泊忠重と唄ジマの仲間たち」
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送、奄美大島酒造組合
出演:泊 忠重、中野満秋、屋 重吉、窪田新三、中尾トヨヒサ、安田国雄、山下タケシ、
窪田ナツエ、屋 フサ、福 タミ、泊 イズ、橋口キヨコ、中野サユリ、安田フジ
司会:児玉永伯
第4回 平成8年8月17日(土)「唄袋のシマ芦検 好英フジとのスクの夜」
主催:名瀬市
後援:南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送、㈱松元組
出演:芦検民謡保存会
川畑好英、登山幸道、徳田 伸、玉利武三、藤野幸正、松井富良、村田文秀、村田文
秀、田春美津子、長田カツ、川畑文子、徳田タツ子、米田愛子、坂江啓子ほか14名
司会:児玉永伯
第5回 平成9年9月6日(土)「赤土会・浜辺で潮風に唄う」
主催:名瀬市
後援:南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:奄美民謡同好赤土会
伊東賢夫、生元高男、池田嘉成、濱川信良、濱川 昇、
森 チエ、森岡サカ子、坂元久美子
司会:赤土会
第6回 平成10年8月29日(土)「うらうらの喜瀬唄,広場で唄う」
主催:名瀬市
後援:沖縄タイムス、琉球新報、南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:喜瀬集落
佐藤常徳、山田忠信、山田 薫、島本祐郎、山里輝治、森田照文、山里輝治、島本マキ
エ、山田スマ子、山田トシ、山下テルエほか
司会:山田 薫
第7回 平成11年8月28日(土)「戸口・平松・・・・石打ち遊び」
主催:名瀬市
後援:龍郷町、南日本新聞、鹿児島新報、南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:戸口集落
内田和信、山口利博、中田福元、要 栄、武島おちよ、内田シズエ、栄 スミ、武島リリ
子、中田サチ子ほか16名
司会:山口利博
第8回 平成12年9月2日(土)「川内・山・川・・・・・野茶坊の里」
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:南日本新聞、鹿児島新報、南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:住用村川内集落
坂元常広、城 利文、林順一郎、栄 文仁、平八重子、里村多美則、坂元リエ子ほか
八月踊り:37名
石打ち遊び:12名
島ユムタ漫談:1名
司会:
第9回 平成13年8月25日(土)
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:大和村、南日本新聞、鹿児島新報、南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:名瀬在住大棚郷友会
会長:奥村範一郎
唄者:7名
八月踊り:45名
司会:
第10回 平成14年8月24日(土)
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:南日本新聞、鹿児島新報、南海日日新聞、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:名瀬市朝仁町内会
会長:井川静男
唄者:石岡春代・昇喜代子ほか12名
八月踊り:50名
ナンコ・サム:12名
司会: