「奄美十五夜唄あしび」の歩み②

 「奄美十五夜唄あしび」は、1993(平成5)年、奄美群島日本復帰40周年記念事業の一環として、児玉永伯さん(故人)が昔の唄あしびを再現する趣旨で企画、名瀬市の自主文化事業として開始されたものです。
 舞台芸能化が進むシマウタの流れの中で、各シマジマ(集落、地域)に伝わるシマグチの会話、さらにはウタのかけあいをして遊ぶような昔ながらの唄あしびの様子を再現していこうとするものです。シマウタは、もともとそうした唄あしびの場で育まれてきたものでした。過去のものになろうとしている唄あしびを再現、継承につながるイベントとして開催してきました。またシマジマに伝わる伝統的芸能等も加えることにより、シマを表現できる場になればとも考えて取り組んできました。
 「奄美十五夜唄あしび」は、今回で通算20回目の開催となりました。その過去の事業内容をまとめておくことにします。

第11回 平成15年8月30日(土)
主催:名瀬市、名瀬市教育委員会
後援:南日本新聞社、鹿児島新報社、南海日日新聞社、大島新聞社、奄美テレビ放送
出演:浦上町内会
司会:

第12回 平成19年9月1日(土)「唄者 森沢信弘の世界」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:森沢信弘、築地俊造、阿世知幸雄、伊集院リキ、サーモン&ガーリック
司会:児玉永伯

第13回 平成20年9月6日(土)「ひぎゃ唄の世界「すく・あすび」」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:森 チエ、西 和美、福沢都美麿、福沢則子、渡 哲一、義永秀親
   古仁屋八月踊り研究会
司会:福沢都美麿

第14回 平成21年10月3日(土)
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:築地俊造、西 和美、森山ゆり子、前山 真吾、浦上青年団(八月踊り)
司会:築地俊造

第15回 平成22年9月4日(土)「佐仁のボレ唄と八月踊り」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:前田和郎、中野満秋、川畑幸治、仁禮哲美、福 タミ、福ハツ子、橋口君子、泊 シマ
   ほか
司会:前田和郎

第16回 平成23年9月3日(土)「クニャぬヒギャ節会と八月踊り」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:山田厚志、藤岡俊一、安山卓範、岩井治蔵、徳原大和、阿部ミネ子、嘉川敏子、福田のり
   子、川畑春子、永井しずの、西林由美子、古仁屋八月踊り芸能保存会
司会:

第17回 平成24年9月2日(日)「焼内(屋喜内)すばやど会と八月踊り」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社,奄美新聞社ほか
出演:宇検村湯湾集落
   小松武久、前 重三、村野巳代治、村野悦江、勝久清子、平 里子、小松絹代、藤ミヨ
   コ、湯湾八月踊り保存会
司会:村野巳代治

第18回 平成25年8月31日(土)「伝統を紡ぐ・唄を織る…龍郷の唄者達」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:福山幸司、山田武和、内田和信、伊勢勝義、平 久美、岩切アイ子ほか
司会:伊勢勝義

第19回 平成26年9月6日(土)「古拙の島唄」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社ほか
出演:イノシシ会(昭10年生)のみなさん
   池元高男(生勝)、木村弘重(芦検)、福山哲也(安脚場)、村野悦江(湯湾)、
   阿部ミネ子(実久)、柳 茂樹(諸数)、宮畑義広、竹島信一
司会:池元高男

第20回 平成27年9月5日(土)「大笠利の群れ唄」
主催:奄美市、奄美市教育委員会、奄美市開発公社
後援:南海日日新聞社、奄美新聞社、奄美テレビ放送、あまみエフエム、奄美市文化協会
出演:榮 初夫、對知広夫、岩元哲康、中村武廣、笠利イモ子、有川エチ、重山久代、新納ヒロ
   コ、西佳世子、肥後智子、山田梨香、大笠利わらべ島唄クラブ、今里信弘
司会:今里信弘

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