施設の概要

[奄美市立奄美博物館について]

 奄美市名瀬は、奄美大島の海の玄関口として、明治時代から開けてきた街です。「奄美市立奄美博物館」では、奄美大島を中心に、奄美群島の自然・歴史・文化について理解していただけるように、多数の資料が集められ、展示されています。
 大学等の研究機関が長らく無かった奄美では、そうした資料を収集保存、調査研究して、学術情報を蓄積、発信する役割を担う施設の必要性が高まり、1987(昭和62)年7月1日に「奄美歴史民俗資料館」として開館しました。
 その後、1990(平成2)年7月1日に「名瀬市立奄美博物館」と名称変更、さらに2006(平成18)年3月20日、笠利町・名瀬市・住用村の3市町村が合併して「奄美市」が誕生した際、「奄美市立奄美博物館」と名称変更して、現在にいたっています。
 奄美市立奄美博物館は、「奄美を「発見」する」を展示の基本テーマとして、導入展示「島尾敏雄・海・ヤコウガイ」(1階)、文化分野展示「暮らしと歴史」(2階)、自然分野系展示「山・川・海の大自然」(3階)、野外展示「奄美の古民家」等を紹介しています。
 博物館に蓄積されている資料・情報等については、大学等の研究機関や市民団体等とも連携を図り、最新の学術成果を反映した展示構成や情報発信に努めています。そのほか展示活動とあわせて、講演会の開催や各種講座等も実施して、積極的に館外活動を行い、学校、市民等に親しまれる博物館づくりも心がけています。
 さらには観光等で奄美を訪れるみなさんに対しても、奄美の自然・歴史・文化の魅力をご理解いただけるような充実した内容、サービスを提供できるよう努めてまいります。

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文化センター敷地高倉・民家

[建 築 概 要]

名  称:奄美市立奄美博物館
位  置:奄美市名瀬長浜町517番地
電  話:0997-54-1210 FAX:0997-53-6206
竣  工:昭和62年3月20日
総事業費:547,020千円
敷地面積:18,461.375平方メートル
建築面積:766.81平方メートル
延 面 積:2,207.19平方メートル
本体工事:336,550千円
付帯工事:110,470千円
展示工作:100,000千円

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