今に生きる島料理

 奄美市教育委員会は、平成20年度~平成22年度、「歴史文化基本構想」策定を中心とする文化庁「文化財総合的把握モデル事業」に採択され(奄美市・宇検村、伊仙町合同)、文化遺産の総合的把握とその活用の取り組みを開始しました。その後、奄美遺産活用実行委員会を組織して、文化庁「文化遺産を活かした観光振興・地域活性化事業」(その後、文化遺産を活かした地域活性化事業に名称変更)に事業採択され、平成23年度から奄美市における自然・歴史・文化・産業等について、各種調査、啓発普及事業等に継続的に取り組んでいます。
 この事業の一環として、料理研究家・フードコーディネーターの泉 和子さんが、シマ料理の各種調査を実施されました。
 日頃からフィールドワークを大事になされていて、地域別、行事別、季節の食材等、さまざまな観点から調査を行われていらっしゃいます。
 奄美遺産活用実行委員会も、事業成果のひとつとして、シマ料理のレシピ(作り方)集をいただいているのでご紹介します。
 ご飯のおかずになる主菜から、伝統的行事料理、さらにはお菓子まで、たくさんのレシピがまとめられている大好評のレシピ集です。
 どの料理もおいしくできます! 
 奄美の食文化を、ぜひ食べてみてはいかがですか?

今に生きる島料理

タイトル:今に生きる島料理(PDF:2.36MB)

塩豚の油ゾーメン

【目次】
1 : ムスコ(型菓子)
2 : 干しスモモ
3 : ツバ菓子
4 : ナベラ(へちま)の味噌炒め
5 : ニガグリ(苦瓜)のかんたん漬物
6 : 餅米粉のてんぷら
7 : 餅てんぷら
8 : ジマム菓子
9 : ウァンフィネヤセ(豚骨野菜)
10-1 : サンゴン(三献)の料理(一の膳)
10-2 : サンゴン(三献)の料理(二の膳)
10-3 : サンゴン(三献)の料理(三の膳)
11 : ヒキャゲ
12 : コーシン(はったいこ)餅 [シキ餅]
13 : 脂粕とフル(葉ニンニク)の炒め物
14 : イュウ(魚)ミスゥ(味噌)
15 : フツィムチ(ヨモギ餅)
16 : 奄美たんかんのコンフィチュール(ジャム)
17 : ジマム(落花生)味噌
18 : ハンダマの和え物
19 : 黒糖ドーナツ
20 : ターマン(田芋)の黒糖煮
21 : クヮリの味噌炒め煮
22 : 塩豚の油ぞうめん
23 : マンジュマイ(パパイヤ)の味噌漬け
24 : 冷汁
25 : フクラカン(ふくれ菓子)
26 : 小豆粥
27 : ジマム(落花生)の呉汁
28 : ビヨフガラマキ(韮巻)
29 : ジマム(地豆・落花生)豆腐
30 : 舟やき餅
31 : 鶏飯
32 : トン(サツマイモ)天ぷら
33 : トン(甘藷)ニンギャナ
34 : フルイキ(塩豚とフルの炒め物)
35 : 煎粉(いこ)餅
36 : 蘇鉄カン
37 : シイの実ご飯
38 : フダンソウと塩豚の味噌煮
39 : カシキ(赤飯)
40 : ニガグリ(にがうり)味噌
41 : 島ラッキョウの油炒め
42 : 桑の実のジャム
43 : 「南島雑記 実徳佐和雄唐噺」に見る落花生の焼き菓子(再現)
44 : フチィ(ヨモギ)のゼリー
45 : ホロマメ(十六ササゲ)の味噌炒め
46 : シカクマメのサラダ
47 : マン(里芋)の田楽
48 : 島瓜と鰹生節の酢の物
49 : 島生姜の佃煮
50 : 卵のフヤフヤ
51 : ナンカンジョッセ(七草雑炊)
52 : 座禅豆
53 : オオサバの南蛮漬け
54 : コサン竹の味噌汁(雑魚だし)
55 : ヒキ(スズメ鯛)のから揚げ
56 : ハトサのあぶら炒め
57 : パパイアの生姜風味漬け
58 : 山羊汁(味噌仕立て)
59 : 島生姜チップス
60 : カラフネ(サツマイモつる)の炒め煮
61 : フノリ炊き
62 : 島人参のきんぴら
63 : モンジョ(和え物)のタレ
64 : シンプゼリ(クレソン)の胡麻じょうゆ和え
65 : ブタミシ(豚飯)
66 : ツバシャ(つわ蕗)の佃煮
67 : マンジュマイ(パパイア)チキン島味噌風味
68 : ガッキョ(らっきょう)の甘酢漬け
69 : カツオ節と雑魚の佃煮
70 : ミキ
71 : 島モモのコンポート
72 : 黒糖の丸ぼうろ
73 : ヒンジャ(山羊)糞菓子
74 : はったい粉の型菓子
75 : マコモタケの炒め物
76 : モクズガニのふやふや
77 : ヨモギのパンケーキ
78 : タカナの炒め煮