「天皇陛下海軍演習御覧の節小笠原及奄美大島へ行幸の件」

 戦前の早い時期から、日本における南海国防の拠点として設置、利用されてきたのが「父島要塞司令部」と「奄美大島要塞司令部」です。小笠原諸島と奄美群島における軍事的要塞は、大正9年(1920)に同時に建設されています。
 (1927)に、即位して間もない昭和天皇が、これらの要塞司令部を視察するため、軍艦山城で父島と奄美大島に行幸しています。その際の史料が残されています。

アジア歴史資料センター『昭和2年「密大日記」6冊ノ内第2冊』(防衛省防衛研究所)
「天皇陛下海軍演習御覧の節小笠原及奄美大島へ行幸の件」

 奄美群島に関する戦史資料は、「防衛省防衛研究所」で資料公開されているものが多数あります。「奄美大島要塞司令部」に関する史料も、戦後に至るものまで、多数公開されています。デジタル化された資料は、「国立公文書館アジア歴史資料センター」で閲覧が可能です。
国立公文書館アジア歴史資料センター
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