小湊フワガネク遺跡2014

小湊フワガネク遺跡2014

 奄美市名瀬の小湊集落に所在する小湊フワガネク遺跡は、平成9年度に発掘調査が行われ、6~8世紀頃の南西諸島でも貴重な貝器生産遺跡として、平成22年度に国指定史跡となりました。
 奄美市教育委員会では、文化庁「埋蔵文化財史跡等総合活用支援推進事業」の国庫補助事業として「小湊フワガネク遺跡を学び地域活性化に活用する事業」を、平成23年度から平成25年度まで3年間実施してきました。その事業の一環として、3冊の啓発普及用の冊子を発行しました。
 平成25年度刊行の『国指定史跡小湊フワガネク遺跡 小湊集落の歴史と文化』は、小湊フワガネク遺跡以後の時代、平安時代後期から鎌倉時代にかけての奄美群島が、激動の時代を迎えていた様子等を織り交ぜながら、現代に至るまでの小湊集落の歴史をタイムマシーンのように往来して解説しています。また小湊集落独特の集落区分や小湊集落に伝えられている伝統的行事「十五夜綱かつぎ」、また小湊フワガネク遺跡が広がる畑地の美しいソテツ畑の文化的景観としての特色等についても解説をしています。小湊集落の深い歴史と文化を少しでも感じていただけたら幸いです。ぜひご一読ください。

国指定史跡小湊フワガネク遺跡 小湊集落の歴史と文化 2014年

2015-11タイトル:国指定史跡小湊フワガネク遺跡 小湊集落の歴史と文化(PDF:31.1MB)

【目次】
1 小湊フワガネク遺跡以後の様子
2 「古見方」の由来
3 小湊集落の伝承と歴史
4 小湊集落の十五夜綱引き行事
5 小湊集落の畑地とソテツ景観
6 国指定史跡・小湊フワガネク遺跡から学べること

編集・発行:奄美市教育委員会
発行年月日:2014年3月31日