27日「琉球列島のヘビ類の起源」講座開催!

鹿児島大学総合研究博物館の第32回市民講座が、平成28年8月27日(土)、奄美市立奄美博物館で開催されます。
兵庫県立人と自然の博物館の池田忠広氏を講師にお迎えして、「琉球列島のヘビ類の起源」と題するご講演があります。
世界自然遺産登録に向けた取り組みが加速する奄美大島ですが、ぜひうかがいたいお話です。
入場無料です。
ぜひご参加ください。
詳細は以下のとおりです。

第32回市民講座ポスター
 
鹿児島大学総合研究博物館第32回市民講座「琉球列島のヘビ類の起源」
講師:池田忠広博士(兵庫県立 人と自然の博物館)
場所:奄美市立奄美博物館
日時:平成27年8月27日(土) 13:00-15:00
入場:無料

琉球列島では、200 万年前以降の堆積物から、多くの脊椎動物化石とともに複数のヘビ類化石が産出します。
その多くは遊離した椎骨ですが、その特徴的な形質を見極め、
現生種の椎骨と比較することで種類を特定したのが池田忠広先生です。
池田先生は、鹿児島大学大塚裕之名誉教授とともに、鑑定結果に基づいて、
150万年前の沖縄島には既にハブ類が生息していたこと、
宮古島には現在は同島に生息していない
ハブやナミヘビ類を含む複数のヘビ類が生息していたこと、などを明らかしています。
今回の講座では、琉球列島各地に産出するヘビ類化石とはどのようなものか、
また、それらヘビ類がどこから来たのか、
そしていつ消滅したのかなど、様々な話題についてお話をうかがう予定です。

主催:鹿児島大学総合研究博物館
共催:奄美市教育委員会・「薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育拠点整備」プロジェクト
後援:鹿児島大学国際島嶼教育研究センター

みなさまのご参加をお待ちしております。