沖縄工業高等専門学校の木村和雄氏が、1960年チリ地震津波における奄美大島・沖縄本島の被災状況の分析から、沿岸部の海岸地形と災害危険度の関係を考察した論文をまとめられています。
奄美大島における1960年チリ地震津波の話は、今でも65歳以上ぐらいの年齢の方ならば聞くことができますが、複数の大震災を経験した今日的視点から分析された内容は示唆に富むものがあります。1960年チリ地震津波の被災状況をあらためて確認する意味でも、簡単にアクセスできるのでありがたいです。
木村和雄 2016「中琉球の沿岸災害リスク評価における地形場・地形種の意義 : 1960年チリ地震津波被災地の検討から」『沖縄工業高等専門学校紀要』第10号 沖縄工業高等専門学校