文化庁が進めている「歴史文化基本構想」とは、地域に存在する文化財を、指定・未指定にかかわらず幅広く捉えて、的確に把握し、文化財をその周辺環境まで含めて、総合的に保存・活用するための構想であり、地方公共団体が文化財保護行政を進めるための基本的な構想となるものです。
「歴史文化基本構想」の取り組みを進めるために、文化庁は全国20地区限定で「文化財総合把握モデル事業」の公募を行い、宇検村・伊仙町・奄美市の3市町村は、奄美群島における広域連携を意図しながら共同で応募しました。
その結果、全国20地区の一つとして採択が決定、平成20年度から3ヶ年にわたり、宇検村・伊仙町・奄美市における文化財の総合的な把握と、それら文化財の適切な保存・活用を推進するための「歴史文化基本構想」のモデル策定に取り組んできました。以下、全国各地の地方公共団体が策定した「歴史文化基本構想」をご紹介しておきます。
各地方公共団体が策定した「歴史文化基本構想」
●の構想については,「文化財総合的把握モデル事業」により策定したものです。
○の構想については,各地方公共団体が独自に策定したものです。
岩手県
秋田県
福島県
栃木県
群馬県
東京都
神奈川県
新潟県
富山県
石川県
福井県
山梨県
岐阜県
静岡県
兵庫県
島根県
岡山県
広島県
福岡県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県
この他,以下の地方公共団体が独自に歴史文化基本構想を策定しています。
青森県青森市
岩手県金ヶ崎町
兵庫県新温泉町
福岡県行橋市
福岡県宮若市
福岡県那珂川町
沖縄県大宜味村