原口大樹「昭和30年代の共通語指導における「懲罰」と「奨励」」

 いわゆる「」といえば、日本復帰後の奄美群島において、国語教育における共通語指導で用いられた事例がよく知られていますが、実は鹿児島県でも同様の共通語指導が行われていたそうです。その実態分析を試みた論文がありますので、ご紹介しておきます。

原口大樹 2009「昭和30年代の共通語指導における「懲罰」と「奨励」-鹿児島県の方言札・表彰状等を通して-」『広島大学大学院教育学研究科紀要. 第二部, 文化教育開発関連領域』第58号、149-156頁、広島大学大学院教育学研究科

 同様のテーマを対象とした論文に、既に紹介している下記の論文があります。

 前田達朗「鹿児島県の国語教育における標準語/方言イデオロギー」