世界自然遺産候補「奄美・琉球」登録にむけて、いろいろな取り組みが進められているのは、みなさんもご存知だと思います。しかし、どうして「奄美・琉球」が世界自然遺産候補に選ばれているのか、その理由をご存知の方は、意外と少ないのでは。
環境省が設置している「奄美・琉球世界自然遺産候補地科学委員会」がまとめている「奄美・琉球 世界自然遺産推薦書(ドラフト案)」が公開されていますので、ぜひご覧になられてください。ドラフト案というのは、下書きとか、基本案、たたき台という意味です。
「推薦書骨子案」の「3 価値の証明」の章で、「該当するクライテリア(及び該当性の説明)」のところに、「クライテリア(ⅸ):生態系」、「クライテリア(ⅹ):生物多様性」の2項目が記載されています。クライテリアというのは、判定基準とか判定条件という意味です。これが、「奄美・琉球」が世界自然遺産候補になる主な理由です。
平成26年度第2回科学委員会(平成27年2月27日(金))会議資料から