ご存知の方も多いと思いますが、国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)が2009年に「消滅危機言語」として世界約2500の言語を発表しています。その中に奄美方言も「奄美語」としてあげられています。たしかに、シマグチ(島口)を使いこなせる世代は、高齢化に伴い、減少傾向が加速しています。
奄美市教育委員会では、奄美市教育行政の基本方針の中で「本市の恵まれた自然や教育的風土を生かし、地域に開かれ、地域に根ざしたふるさと教育を推進して、島口伝承や生まれ育った奄美に誇りをもつ児童生徒の育成を図る」と掲げているように、シマグチにふれる機会を多角的にふやす取り組みを進めています。
その一環として、奄美市教育委員会文化財課は、平成27年度に「島口教訓カレンダー」を発行、市内幼稚園、小中学校、公民館等に配布したところです。
月が記載されていない日めくりタイプのカレンダーです。昔から言い伝えられてきたシマグチの教訓を厳選してまとめたものです。毎月繰り返し見ているうちに、思わず口ずさむようになるかもしれませんよ!
下記にPDFのデータをアップしておきますので、ぜひご利用ください。
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奄美市教育委員会編「島口教訓カレンダー」